幼馴染と大人のDVDを観てたら「抜き合い」に発展した話
高校からの幼馴染のタクヤと、いつものように俺の部屋でダラダラしていた夜。軽い気持ちで再生したエロDVDが、15年の友情を決定的に変えた。「お互い勃ってんの隠すのダセぇよ」——その一言から始まった、取り返しのつかない夜の話。
タクヤとの付き合いは、小学3年からだ。
引っ越してきた日に、隣の家のガキが「お前んち、犬おる?」と聞いてきたのが最初の会話。犬はいなかったけど、その日のうちに一緒にザリガニを取りに行った。それが15年前。
高校は別々だったけど、大学は偶然同じだった。お互い一人暮らしで、タクヤのアパートと俺のアパートは自転車で10分の距離。週末はどっちかの家に転がり込んで、ゲームするか酒飲むか、ダラダラ過ごすのが定番だった。
タクヤは、俺が知っている「一番かっこいい男」だった。
身長181センチ。バスケで鍛えた体。切れ長の一重で、笑うと目がなくなるタイプ。肌は白くて、でも腕だけ日焼けしてて。前髪を上げた時のおでこと、首筋の汗の匂いが、たまらなく好きだった。
——好き。
そう。俺は中学の頃から、タクヤのことが好きだった。
でもタクヤは完全なノンケだ。中学で2回、高校で3回、大学で1回。彼女が切れたことがない男。女の子とのエロ話も平気でするし、俺の前でAVの話もする。
俺がゲイだということは、タクヤを含めて誰にも言っていない。
その夜は、2月の土曜日だった。
タクヤが俺の部屋に来て、コンビニで買った缶ビールとチューハイを飲みながら、だらだらと動画を見ていた。
「あー、暇。なんか面白いもんねぇの」
タクヤがベッドの上で転がりながら言った。Tシャツにスウェット。定番のだらけ切った格好。
「ゲームする?」
「飽きた」
「映画でも見る?」
「面倒くせぇ」
タクヤがスマホをいじりながら、何かを思いついたように笑った。
「お前さ、AV観ようぜ」
「は?」
「AV。エロDVD。持ってんだろ?」
「……なんで俺がAV持ってる前提なんだよ」
「男の一人暮らしで持ってない奴いねぇだろ。出せよ」
持っていた。ただし、タクヤが想像しているような「女のAV」ではなく——いや、カモフラージュ用のノーマルAVも何本かある。万が一の時のために買っておいたやつだ。
「……これしかないぞ」
クローゼットの奥から、女優モノのDVDを3本出した。
「おお、お前意外と趣味いいじゃん。巨乳、人妻、——おっ、これにしようぜ」
タクヤが選んだのは、巨乳の女優が出ているやつだった。
DVDプレイヤーに入れて、テレビに映した。部屋の照明を少し落として、缶ビールを飲みながら、二人でベッドに並んで座った。
最初は笑ってた。
「うわ、このAV女優おっぱいでけぇな」
「男優のちんぽ小さくね?」
「お前こんなん見て抜いてんの?」
「うるせぇよ」
でも、10分もすると——場面がハードになってきた。
女優が男優のちんぽを咥えている。カメラが近づいて、唾液が糸を引く。次のシーンでは、正常位で激しく突かれながら喘ぎ声を上げている。
部屋に、喘ぎ声とベッドの軋む音が響いた。
二人とも、黙った。
俺はAVの内容なんかほとんど見ていなかった。意識の9割はタクヤに向いていた。
隣に座っているタクヤの、スウェットの股間。
膨らんでいた。
タクヤが勃起している。AVを見て。俺の隣で。
俺も——勃起していた。ただし、AVじゃなくタクヤの存在で。
沈黙が重くなった。画面の中の女優は「イク、イクッ」と叫んでいる。タクヤも俺も、スウェットの股間が持ち上がっているのをお互い視界の端で認識している。でも、触れない。話題にしない。
タクヤがビールを一口飲んで、言った。
「……なぁ」
「何」
「お互い勃ってんの隠すの、ダセぇよな」
心臓が止まるかと思った。
「……だな」
「抜くか。お互い」
「……え?」
「だって我慢してても仕方ねぇだろ。男同士なんだし。一緒にシコっても別におかしくねぇよ」
タクヤがスウェットの上から、自分の股間を掴んだ。ぐにっと形を確かめるように握って、「限界なんだわ」と笑った。
「……まぁ、いいけど」
声が震えないように、必死だった。
タクヤがスウェットを膝まで下ろした。
ボクサーパンツの上から、勃起したちんぽの形がはっきり浮き出ている。太い。長い。左に少し曲がっている。
俺も自分のスウェットを下ろした。
「お前もそこそこでかいじゃん」
「うるせぇ」
タクヤがボクサーパンツのゴムに指をかけた。ぐいっと引き下ろすと——タクヤのちんぽが、ばいんっと跳ね上がった。
でかかった。
俺のより一回りでかい。カリが張り出していて、竿は太くて血管が浮き出ている。亀頭は赤紫色に充血していて、先端から先走りが一滴、透明に光っていた。根元には黒い陰毛がこんもりと生えている。
15年の友人関係で、修学旅行の風呂以来、久しぶりに見るタクヤのちんぽ。あの頃はまだ子供だったのに、今は——完全に大人の男のちんぽだった。
「見すぎだろ」
「見てねぇよ」
俺もパンツを下ろした。自分のちんぽが露出する。タクヤよりは一回り小さいけど、限界まで硬くなっていた。
テレビのAVは、バックのシーンに移っていた。
タクヤが自分のちんぽを握って、ゆっくりとしごき始めた。
しゅっ……しゅっ……。
静かな部屋に、タクヤの手がちんぽを扱く音が響いた。
俺も自分のを握った。でも、意識はタクヤのちんぽに釘付けだった。
タクヤの太い指が、自分のちんぽの竿を握りしめて、根元から先端までをゆっくり扱き上げる。カリを通過するたびに、先走りが指に絡まって透明な糸を引く。玉袋が手の動きに合わせてふるふると揺れている。
横並びで、ベッドの上で、二人でちんぽをしごいている。
テレビの喘ぎ声。タクヤの荒い呼吸。皮が擦れる湿った音。
「……お前のも結構でかいな」
タクヤが横目で俺の股間を見ていた。
「お前の方がでかいだろ」
「形は、お前の方がきれいだわ。カリが——」
タクヤが口を止めた。男同士でちんぽの形を品評しているのが、急にリアルになったんだろう。
沈黙が5秒。
「……なぁ」
タクヤの声が、さっきより低かった。
「何」
「触っていい? お前の」
心臓が喉から飛び出すかと思った。
「……は?」
「いや、自分で扱くのに飽きたっていうか——人にやってもらった方が気持ちいいだろ。お互いに。交換ってことで」
交換。
タクヤは「男同士の遊び」の延長として提案している。深い意味はない。ないはずだ。
でも俺にとっては——15年間夢にまで見た、タクヤの手で触ってもらえるチャンスだった。
「……いいよ」
タクヤの手が、俺のちんぽに伸びた。
指が竿を包んだ瞬間、俺は声を殺すのに全神経を使った。
タクヤの手。バスケでボールを扱いまくった、大きくて硬い手。その手が、俺のちんぽを握っている。
「っ——」
「おっ、硬ぇな。すげぇ硬い」
「当たり前だろ……」
タクヤの手が動いた。ゆっくりと、根元から先端に向かって扱き上げる。自分でする時とは全然違う力加減。他人の手の温度。指の太さ。握り方。全てが新鮮で、快感が脳みそに直接響いた。
「気持ちいい?」
「……うん」
「俺のもやってくれよ」
俺の手が、タクヤのちんぽを握った。
熱い。硬い。脈打っている。手の中で血管がドクドクと脈動しているのがわかる。太さが俺の手にギリギリ収まるくらいで、握りしめると先端から先走りがじゅわっと溢れ出た。
「っ……お前の手、冷てぇ」
「悪い」
「いや——冷たくて逆にいい。もっと握って」
二人で、お互いのちんぽを扱き合った。
横並びに座って、右手で相手のちんぽを握り、画面のAVは完全に忘れて、お互いの手の動きだけに意識が集中していた。
タクヤの手が速くなった。カリ首の裏を親指でぐりぐり押しながら、竿全体を高速で扱き上げる。
「やべ——タクヤ、上手い——なんでそんな上手いんだよ——」
「自分ので毎日練習してんだよ」
タクヤが笑った。でも息が荒い。俺の手も速くなっていた。タクヤの太いちんぽを握りしめて、根元から亀頭までを一気に扱き上げる。先走りがローション代わりになって、ぬるぬると滑る。
「あっ——お前も上手いな——そこ——カリのとこ——もっと——」
「ここ?」
カリの段差の裏側を、親指の腹でぐりっと押した。
「っっ——!! やべっ——そこ気持ちいい——」
タクヤの腰が跳ねた。俺の手の中で、ちんぽがびくびくと脈打った。
同時に、タクヤの手も俺のちんぽを扱く速度を上げた。しゅっしゅっしゅっ——手のひらが先走りでべとべとになっていて、卑猥な水音が部屋に響いた。
「イキそう——タクヤ——俺——もう——」
「俺も——一緒に出すか——」
「うん——」
タクヤが俺のちんぽを扱く手に力が入った。同時に俺もタクヤのちんぽを握る手を速めた。
「出る——!」 「俺も——!」
びゅるっ——!!
同時だった。
俺の精液がタクヤの手にべちゃっとかかった。同時にタクヤの精液が俺の手と、自分の腹と、俺の太ももにまで飛んだ。量がすごかった。どくどくと脈打ちながら、4発、5発と噴き出して、二人の手を白濁で汚した。
「っはぁ……はぁ……」
荒い呼吸が重なった。テレビの中では、AVがエンドロールに入っていた。
タクヤが自分の手を見下ろした。俺の精液がべったりとついている。
「……お前の精液、すげぇ量だな」
「お前もだろ」
「……だな」
沈黙。
何を言えばいいのかわからなかった。友達と抜き合いをした後の、この空気。
タクヤがティッシュを取って、手を拭いた。俺の太ももについた精液も、ティッシュで拭き取ってくれた。
「……なんか、すげぇな」
「何が」
「人にやってもらうと、全然違ぇわ。自分でやるのと」
「……だな」
またビールを開けた。しばらく無言で飲んだ。
テレビは停止画面に戻っていた。部屋は静かで、二人の呼吸の音と、缶を傾ける音だけが聞こえた。